解き放す
ときはなす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to liberate
文例 · 用例
わたくし自身は、前柱の帆を解き放すと一しよに、ぴつたり腹這つて、足を舳の狭い走板にしつかりふんばつて、手では前柱の根に打つてある鐶を一しよう懸命に握つてゐました。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『うづしほ』 青空文庫
半元服と言うのは前髪のついている額を、剃刀を以って角深く剃り込んで、それと共に今まで前髪を結っていたのを解き放すのである。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
遺骸は解き放すことを許されなかつたので、くづれ落ちるにつれて集められ、長崎のコレヂヨの祭壇の下へ安置されたが、ヨハネとシモンの首だけは手に入れることができなかつた。
— ――ヨワン・シローテの殉教―― 『イノチガケ』 青空文庫
大音楽家の強力な理性が、おのれの解き放す情熱を魅惑している。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
)理性の軛に否応なしに縛りつけられてる人の精神を、勝手気ままに解き放すというのが、謝肉祭の起原であるから、その起原に忠実である謝肉祭は、理性の番人たる風俗や掟が重々しく君臨してる時代や地方において、もっとも横暴をきわめるのであった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
そして人は覆面の見知らぬ男が暗やみのうちにその馬を解き放すのを見る。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
赫々たる簒奪者の上に恐るべき歴史家を解き放すことを躊躇し、シーザーをしてタキツスを免れしめ、天才に酌量すべき情状を与える、そこに天の審判の微妙な思いやりが存するのである。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
また、賊が解き放すはずもない。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
作例 · 標準
長年の束縛から自分を解き放し、新しい人生を歩み始めた。
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鳥はカゴから解き放たれて、大空へと飛び立った。
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彼は抑圧された感情を、歌に乗せて解き放した。
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