黄鯛
きだい異読 キダイ
名詞
標準
yellowback sea bream (Dentex tumifrons)
文例 · 用例
真鯛に色、形ともによく似ているのに血鯛と黄鯛とがある。
— 佐藤垢石 『鯛釣り素人咄』 青空文庫
もしも自分の以上の空想が多少でもほんとうに近いとすると、若い青年男女に対する映画の生理的効果を研究するのは将来内務省か文部省かのどこかの局ないしは課で取り扱うべきだいじな仕事の一つになるかもしれないのである。
— 寺田寅彦 『映画と生理』 青空文庫
「坊やはこのお姐ちやんと婆やとどつちが好きだい?
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
一室につきだいたい六人から八人くらゐの共同生活が営まれ、この部屋が患者の寝室となり食堂となり書斎となり、また棋を遊ぶ娯楽室ともなるのである。
— 北條民雄 『癩院記録』 青空文庫
「君はお父さんとお母さんと、どつちが好きだい。
— 土田耕平 『時男さんのこと』 青空文庫
おどろいてみなで長椅子へ運んで行ったが、そのときだいこんのスカートがまくれてチラとみょうなものが見えた。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
「御前誰が一番好きだい。
— 夏目漱石 『道草』 青空文庫
場所の選定について注意すべきだいたいの所をいえば、近来電車が開通して交通の便のよくなった結果、東京の商業の中心が一部に固まって来た。
— 相馬愛蔵 『私の小売商道』 青空文庫
作例 · 標準
「わあ、綺麗なピンク色! お父さん、この黄鯛、お刺身にしたら絶対美味しいよ!」
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市場の競りで競り落としたばかりの黄鯛を、職人が手際よく三枚におろしていく。
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お祝いの席には欠かせない真鯛だが、あえて脂の乗った黄鯛を選んで煮付けにするのも通の楽しみだ。
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