一挙に
いっきょに
副詞
標準
at a stroke
文例 · 用例
東郷提督の命令一下で、露国のバルチック艦隊を一挙に撃滅なさるための、大激戦の最中だったのでございます。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
幸福は和める心には一挙にして分る。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
馬の顔を斜に見た処で、無論少年の手には余る画題であるのを、自分はこの一挙に由て是非志村に打勝うという意気込だから一生懸命、学校から宅に帰ると一室に籠って書く、手本を本にして生意気にも実物の写生を試み、幸い自分の宅から一丁ばかり離れた桑園の中に借馬屋があるので、幾度となく其処の厩に通った。
— 国木田独歩 『画の悲み』 青空文庫
がりがり後頭部を掻きながら、なんたることだ、日頃の重苦しさを、一挙に雲散霧消させたくて、何か悪事を、死ぬほど強烈なロマンチシズムを、と喘えぎつつ、あこがれ求めて旅に出た。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
闇商売の手伝いをして、一挙に数十万は楽にもうけるという、いわば目から鼻に抜けるほどの才物であった。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
そして伝教大師は、この戒壇には日本国民残らず全部を登壇授戒せしめて、一挙に民族精神の作興を企図されたのですが、南都の旧套仏教家の妨害に遭って、生前にはその官許を得られませんでしたが、死後、比叡山にこの授戒は行われたのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
小柄でほつそりして手足が華奢で、かの月の女神アルテミスにも比較せられた十六歳の処女の兎も、ここに於いて一挙に頗る興味索然たるつまらぬものになつてしまつた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
必ず幸運が待つて居り、一挙にして大金が手に這入る。
— 萩原朔太郎 『易者の哲理』 青空文庫
作例 · 標準
長年の課題だった問題が、新しい技術の導入により、一挙に解決された。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
彼は、長年の沈黙を破り、一挙に自身の潔白を主張した。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
「ついに、長年の懸案事項であったこのプロジェクトが、一挙に承認されたぞ!」
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite