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曲馬

きょくば
名詞
1
標準
display of equestrian stunts
文例 · 用例
それから数十里の裾野を、曲馬の馬が、同じ円周を駆けめぐるように、廻って見たまえ。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
四郎がお蘭のところへ来なくなって、この白痴の少年が金モールの服をつけ曲馬の間に舞台に現れて、唄をうたい踊りを踊ったのち、真鍮の小判だの肖像入の黄財布だのを福の縁起だといって見物に売るという噂を耳にした、お蘭は立っても居てもいられなかった。
岡本かの子 みちのく 青空文庫
曲馬の馬に惚れるような物語の世界にばかり棲み得る娘であった。
岡本かの子 売春婦リゼット 青空文庫
そこには不思議な娘が曲馬団の馬を夢みている。
岡本かの子 売春婦リゼット 青空文庫
あれはこの動物にとっては全く飼主の曲馬師から褒美の鮮魚一尾を貰うための労役に過ぎないであろうが、娯楽のために入場券を買ってはいった観客の眼には立派な一つの球技として観賞されるであろう。
寺田寅彦 ゴルフ随行記 青空文庫
西洋人の曲馬師らしいのが居てそれが先ずセロを弾く、それから妙な懸稲のようにかけ渡した麻糸を操るとそれがライオンのように見えて来る。
寺田寅彦 夢判断 青空文庫
魔術が曲馬に変形してそれが猛獣を呼出したと思われる。
寺田寅彦 夢判断 青空文庫
式場は、教会の広庭に、大きな曲馬用の天幕を張って、テニスコートなどもそのまま中に取り込んでいたようでした。
宮沢賢治 ビジテリアン大祭 青空文庫