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巨富

きょふ
名詞
1
標準
great riches
文例 · 用例
後に至って、天正の頃|呂宋に往来して呂宋助左衛門と云われ、巨富を擁して、美邸を造り、其死後に大安寺となしたる者の如きも亦是れ納屋衆であった。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
陳の家はそれがために巨富の富ができた。
田中貢太郎 西湖主 青空文庫
理由ノ第二ハ、公債ヲ以テ悉ク此等ヲ賠償スル時ハ、彼等ハ公債ニ變形シタル依然タル巨富ヲ以テ國家ノ經濟的統一ヲ毀損シ得ベキ力ヲ有スルヲ以テナリ。
北一輝 日本改造法案大綱 青空文庫
九 椿岳の人物――狷介不羈なる半面 椿岳の出身した川越の内田家には如何なる天才の血が流れていたかは知らぬが、長兄の伊藤八兵衛は末路は余り振わなかったが、一度は天下の伊藤八兵衛と鳴らした巨富を作ったし、弟の椿岳は天下を愚弄した不思議な画家の生涯を送った。
――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 淡島椿岳 青空文庫
そうかと云って、彼の生命を断つことは、今日あの辺に巨富を擁している大人連の怒りを買うことであって、それは不利益だ。
海野十三 西湖の屍人 青空文庫
今まで知つている範囲では、秋川駿三は、一代で巨富を作つた人間である。
浜尾四郎 殺人鬼 青空文庫
ただ大切な事は、彼が一代にしてその富を成した、という事をわれわれは知つているが、如何にしてその巨富を作つたかということについては残念ながら僕らは今の所まつたく無智だ。
浜尾四郎 殺人鬼 青空文庫
一代にして巨富を積んだ。
浜尾四郎 殺人鬼 青空文庫