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巨額

きょがく
名詞名詞-の形容詞形容動詞頻度ランク #9534 · 青空 211
1
標準
huge sum (esp. of money)
文例 · 用例
「満蒙の特殊利益は、日本が高価なる犠牲を払い、巨額の資金を投下して開拓したるものである。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
日本は過去十余年間、巨額の資本と高貴なる犠牲(日独戦争)を払いて、山東の資源を開発し、現に邦人の投資額約一億五千万円に達する。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
此打合せが終ると、大佐の命令で、輕氣球は海岸の砂上に引出され、水素瓦斯は充分に滿たされ、數日分の食料と、飮料水と、藥品の買入れや、船舶の雇入れの爲めに費す可き、巨額の金銀貨の積込みも終ると、私と武村兵曹とは身輕に旅裝を整へて搖籃の中へと乘込んだ。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
もとより巨額の公債を有し、衣食に事欠かざれば、花車風流に日を送りて、何の不足もあらざる身なるに、月の如くその顔は一片の雲に蔽われて晴るることなし。
泉鏡花 妖僧記 青空文庫
巨額の負債の嵩みしためなり。
岡本綺堂 明治演劇年表 青空文庫
して見れば秀吉は宜いけれど、氏郷は巨額の年俸を与えられたとは云え極々短期の間に其年俸を受取れるか何様か分らぬ危険に遭遇すべき地に置かれたのだ。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
この賭博法は千フラン以上どれ程巨額な相手にでも親になり賭を引受ける。
岡本かの子 ドーヴィル物語 青空文庫
お蔭で思いがけない巨額の金が、二人の懐に転がり込んだので二人は少なからず面喰った。
夢野久作 近世快人伝 青空文庫