大便
だいべん
名詞
標準
feces
文例 · 用例
」と呟きながら、大便を汲んで掘り返した土の上に振りかけた。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
栗本は、出された甲のすべっこい、小さい手を最大限度に力を入れて握ったと見せるために、息の根を止め、大便が出る位いきばった。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
かつて一八〇四年ミナルノ版『伊太利古文学全集』に収めある十五、六世紀の物に、人が大便したら必ずそれを顧み視るは何故ぞてふ論あるを読んだが書名も委細も記憶せぬ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
因ってその不浄を捨てに行く筥を奪い嘗るに、丁子の煮汁を小便、野老に香を合せ大きな筆管を通して大便に擬しあったので、その用意の細かに感じ、いかでかこの人に会わずしてはやみなんと思い迷うて焦れ死んだと見ゆ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
のみならずこの草子に、屁を放ち損じて大便を垂れたので叱り打たれて血に塗れ、帰ったとあるは、件の経文に〈この道人、頭破れ血|瀝り、床座を沾汚す、駆りて角に入らしむ、急を得て糞を失す、次第七人、皆打棒せられ、地に宛転す〉とあるから転化したのだ。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
これは酒を好む者を咎めずに盃を勧めた人を譴めるような論で、ラクーンが食物を獲るごとに洗わずんば喫わず、猫が大便を必ず埋めるなどと異なり、豕が湿泥を好むはもっともとしても、本来汚臭を厭わず糞穢を食うというが、既にその大欠点といわざるを得ぬ。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
診察の結果では、どうもよくわからぬが、十二指腸かもしれないから、一週間ばかりたって大便の試験をしてみようと言った。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
医師は一週間目に大便の試験をしたが、十二指腸虫は一疋もいず、ベン虫の卵が一つあったばかりであった。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
作例 · 標準
健康状態を知るためには、毎日の大便の形状や色をチェックすることが大切だ。
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愛犬の散歩中は、ビニール袋を持ち歩いて大便を片付けるのがマナーだ。
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検査のために、病院から渡された容器に大便を採取した。
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