興味をそそる
きょうみをそそる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to arouse someone's interest
文例 · 用例
ただ事がらが自然科学の事実に関する限り、それを新聞社会欄の記事として錯覚的興味をそそることだけは遠慮なくやめたほうがいいであろうと思う。
— 寺田寅彦 『錯覚数題』 青空文庫
それから続いて鷲撃ちの話が出て、ことしは九月以来、鷲が一羽も姿を見せなかったこと、ゆうべ初めて一羽の仔鷲を見つけたが、鉄砲方が不馴れのために撃ち損じたこと、それらを夫婦が代るがわるに話したが、いずれもすでに承知のことばかりで、特に又次郎は興味をそそるような新しい報告もなかった。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
だが判断を下す前に、我が生活の無味乾燥と、興味をそそるものがあまりにも少なすぎたということも思い出していただきたい。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
それぞれこれらの人たちはすぐれた技術と新しい意図を持っていて、充分興味をそそるようです。
— 原民喜 『ある手紙』 青空文庫
大衆的な某誌は、その反動保守的な編輯方針の中で、色刷り插絵入りで、食い物のこと、悲歎に沈む人妻の涙話、お国のために疲れを忘れる勤労女性の実話、男子の興味をそそる筆致をふくめた産児制限談をのせて来た。
— 宮本百合子 『合図の旗』 青空文庫
文学そのものとしてよりも、原始宗教心、人類の発達史的の立場から、興味をそそることが多い。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
尤もニュー・ヨークとなると、別の見方でまた興味をそそるものはあるけれども。
— 野上豊一郎 『エトナ』 青空文庫
何も下の方に私の興味をそそる、特別のものがあると思って、下りて行ったのではありませんでしたが。
— 国枝史郎 『さまよう町のさまよう家のさまよう人々』 青空文庫