蔓生
まんせい
名詞動詞-サ変
標準
creeping (i.e. growing along the ground, etc. similar to a vine)
文例 · 用例
葛のように蔓生しているもので、花は扁豆の花に似て紫である。
— 田中貢太郎 『水莽草』 青空文庫
その解説は「九子羊ハ衡山ニ産シ、蔓生細緑茎、葉ハ峨眉豆葉ノ如ク一枝ニ或ハ三葉或ハ五葉、秋ニ淡緑花ヲ開クコト豆花ノ如ク、而シテ内ニ郭アリテ人耳ノ如シ、短角ヲ結ブ、根ハ円クシテ卵ノ如ク数本同ジク生ズ、秋時ニ掘取レバ輒チ多クヲ得、俚医之レヲ用ウ」(漢文)である。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
『玉篇』には「也、今草に莚シテハ藤也」とあり、また「藤ハ艸木ニ蔓生スル者ノ惣名ナリ」ともある。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
つまり温帶林の上部にはひつたわけで、喬木のぶな、おほなら、はしばみ、もみぢ、けやき、かつら、ほゝのき、きはだ、みづき、かば、くり等の落葉濶葉樹が、うっそうとしてをり、ところ/″\に温帶林の特徴樹であるぶなの巨木が茂り、木の下には種々な灌木、草本、蔓生植物が盛んに生えてゐるのを見ることが出來ます。
— 本多靜六 『森林と樹木と動物』 青空文庫
イタチハゼといふ名なども、元来何となく俳趣を帯びてゐるが、蔓生のにはタニワタシといふのもあり、又シダレレンギョウなど呼ばれるのもある。
— 新村出 『連翹の花』 青空文庫
働く婦人自身が結婚までとピリオドをうつ気分には、働きそのものの発展性がないこと、独立的生計が営めないこと、めいめいが特殊の技術をもっていないことなどにからんで、ブルジョア婦人雑誌の封建的な現代では、エロティックな結婚病に対するまんせい的な刺戟の害毒があります。
— 宮本百合子 『質問へのお答え』 青空文庫
……せめて、もう四半桶もほしかろうも、がまんせい」 そして、馬車の上の苗木のほうを顎で差して、「あれが、一本でも売れたら、胡蘿蔔を三銭買ってやるけに、たのしみにして待っていろよ」 いつの日も、判でおしたように、これをくりかえす。
— 馬と老人 『キャラコさん』 青空文庫
作例 · 標準
地面を蔓生する植物が、庭全体を覆い尽くしていた。
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蔓生するタイプの植物は、日陰でもよく育つものが多い。
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そのつる植物は、壁を這いながら上へと蔓生していた。
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