右房
うぼう
名詞
標準
right atrium
文例 · 用例
このごろはまた、自意識過剰とかいう言葉のひとつ覚えで、恥かしげもなくほうぼうへそれを言いふらして歩いているようです。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
あふげば、ぼうぼうたる草むらの山頂で、おほきな白つぽい雲がながれてゐた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
空には風がながれてゐる、おれは小石をひろつて口にあてながら、どこといふあてもなしに、ぼうぼうとした山の頂上をあるいてゐた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
河原には、よめな、つくしのたぐひ、せり、なづな、すみれの根もぼうぼうと生えてゐた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
河原蓬の根がぼうぼうとひろがつてゐる。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
かれはきみのわるい畸形の犬がぼうぼうと吠える月夜をぼんぼりのやうに病みつかれて歩いてゐる。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
道路の方で白い犬が、ゆめのやうなミスティックな響をもつてぼうぼうと吠えてゐる。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
なみなす丘はぼうぼうと、 青きりんごの色に暮れ、大学生のタピングは、 口笛軽く吹きにけり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
作例 · 標準
例句