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秋波

しゅうは
名詞
1
標準
amorous glance
文例 · 用例
といいつつ女房を見返りて、「おい、御女中をお連れ申して進ぜなさいと、命つけられて内儀は恐々手を曳いて導けば、怪しき婦人は逆らわず、素直に夫婦に従いて、さもその情を謝するがごとく秋波斜めに泰助を見返り見返り、蹌踉として出行きぬ。
泉鏡花 活人形 青空文庫
そういうぼくの態度を明日子はどう思ったのであろうか、あるいはそういう態度を見て、自分が嫌われていると思い、そのために一層ぼくに心を惹かれたのであろうか、ぼくが照れてしまうほどいそいそとぼくの機嫌をとり、ぼくに意味あり気な秋波を送っている様に見えた。
織田作之助 ひとりすまう 青空文庫
前には銀色の大きなお盆の上に、何やら洋酒を二、三本並べて薄いガラスのコップで飲んでいたが、私が起きたのを見ると酔いしれた眼で秋波を送りながら空のグラスをさしつけた。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
」 と笑い捨てて少年は乱暴に二階に上るを、お貞は秋波もて追懸けつつ、「芳ちゃん!
泉鏡花 化銀杏 青空文庫
隣のボックスにいる撮影所の助監督に秋波を送りながら、いい加減に聴き流していたが、それから一週間毎夜同じ言葉をくりかえされているうちに、ふと寺田の一途さに心|惹かれた。
織田作之助 競馬 青空文庫
隣のボックスにいる撮影所の助監督に秋波を送りながら、いい加減に聴き流していたが、それから一週間毎夜同じ言葉をくりかえされているうちに、ふと寺田の一途さに心惹かれた。
織田作之助 競馬 青空文庫
花鳥は廊下で香以に逢うごとに秋波を送った。
森鴎外 細木香以 青空文庫
」 山岸の方はどうだか知らないが、伊佐子さんがとにかく彼に接近したがって、いわゆる秋波を送っているらしいのは、他の止宿人もみな認めているのでした。
岡本綺堂 白髪鬼 青空文庫
作例 · 標準
彼女は同僚の彼に熱い秋波を送っているが、本人は仕事に夢中で全く気づいていない。
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政界の有力者に秋波を送り、自らの政策を有利に進めようとする動きがある。
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バーのカウンターで、見知らぬ女性から秋波を送られて彼はドギマギした。
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