任せっきり
まかせっきり
名詞
標準
leaving everything up to someone else
文例 · 用例
珍客――私達――の出現にすっかりよろこんで、お客のほうは女店員に任せっきり、いろいろ江戸時代の絵を出して来たり、自分の著した“Netsuke”と題する研究的な一書を見せたり、そのあいだも、何にするのか女中のお仕着せみたいな染め絣が一尺二尺とよく売れて行く。
— 白夜幻想曲 『踊る地平線』 青空文庫
あなたのお話を承っておりますと、ただ御近所の方々に任せっきりで、わたくし共はまるで無視されたとしか思えません。
— 豊島与志雄 『絶縁体』 青空文庫
その女中が漸く一人見付かると、家の中の用を殆んど凡て任せっきりにして、自分は赤ん坊の着物などを、ぽつりぽつりと縫い初めた。
— 豊島与志雄 『幻の彼方』 青空文庫
裏の花壇の手入れを女中に任せっきりで、常磐木の木影深い表庭を好むようになった。
— 豊島与志雄 『子を奪う』 青空文庫
」 と、朝倉先生は相手の皮肉にはいっこう無頓着なように、まじめくさって、「創意を生かすといったところで、任せっきりでは、まだ何といってもあぶないことがあるものですから。
— 第五部 『次郎物語』 青空文庫
そして自分の畑を自分の手で処理するといったようなこれまでの気儘な態度をあらためて、自分はただこの畑の世話をするために雇われた貧しい働き人の一人に過ぎないような謙遜な気もちで、一切を自然にまかせっきりにして、傍からそっと草を抜き、肥料を施しなどした。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
お母さんが病気で、よそのおばさんにまかせっきりだから……。
— 豊島与志雄 『市郎の店』 青空文庫
家の内の事は何から何まで二人の年とった召使にまかせっきりで、殊に給仕頭の方はこの家にとっては大黒柱に相違ないのだ。
— THE SINS OF PRINCE SARADINE 『サレーダイン公爵の罪業』 青空文庫
作例 · 標準
彼はいつも自分のやるべきことを、同僚に任せっきりで、自分では何もしない。
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計画の詳細は全て秘書に任せっきりになってしまい、私は何も知らない。
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重要な決断も、彼に任せっきりにするのは危険だ。一度自分で考えてみるべきだ。
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