特有
とくゆう
名詞-の形容詞形容動詞頻度ランク #6188 · 青空 1968 例
標準
characteristic (of)
文例 · 用例
熊本へ出張して一と晩久しぶりで旅人の気分で歩いたが、熊本といふ所はいい所です 火山地方特有の落付がありますとも書いてゐた。
— 中原中也 『詩集 浚渫船』 青空文庫
そこには少年に特有なあの美しい感傷と、生娘のやうな純潔の気高さがあつた。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
そしていかに相手が馬鹿であり、愚劣な興奮に驅られたかを、小説家特有の冷酷さで客觀してゐる。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
しかもまたそれで居て、ナンセンス音楽に特有するユーモラスの明朗性もない。
— 萩原朔太郎 『流行歌曲について』 青空文庫
日本の夏に特有な、梅雨時の暗い天気と、畳の上にカビが生えるような、じめじめした湿気と、そうした季節に、そうした薄暗い家の中で、陰影深く生活している人間の心境とが、句の表象する言葉の外周に書きこまれている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
画面の視野が広く、パノラマ風であり、前に評釈した夏の句「鮒鮓や彦根の城に雲かかる」などと同じく、蕪村特有の詩情である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
蕪村特有の人情味の深い句であるが、単にそれのみでなく、作者が自ら幼時の夢を追憶して、亡き母への侘しい思慕を、遠い郷愁のように懐かしんでる情想の主題を見るべきである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それに場所も平地であるから、雲霧とか山霧とかいふ温泉特有の情趣がなく、すべて感じが乾燥して居る。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
作例 · 標準
この地方特有の建築様式は、厳しい冬の寒さを凌ぐために工夫されている。
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猫には高い場所を好むという、種類を問わず共通して見られる特有の習性がある。
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あの作家の文章には、都会的な寂寥感という特有の雰囲気が漂っている。
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