送籍
そうせき
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
transfer of legal domicile
文例 · 用例
右に付昨日|送籍証一紙受取、今日野村方迄差遣す。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
村方の関係としては、当時の戸籍とも言うべき宗門|人別から、検地、年貢、送籍、縁組、離縁、訴訟の手続きまでを記しつけたもの。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
「御由の送籍願が這入ってるんだよ」 御由というのは兄の妻の名であった。
— 夏目漱石 『道草』 青空文庫
「送籍願が紛れ込んでいるなら、それを御返しするから、持って行ったら好いでしょう」「いいえ写しだから、僕も要らないんだ」 兄は紅白の糸に手も触れなかった。
— 夏目漱石 『道草』 青空文庫
せんだっても私の友人で送籍と云う男が一夜という短篇をかきましたが、誰が読んでも朦朧として取り留めがつかないので、当人に逢って篤と主意のあるところを糺して見たのですが、当人もそんな事は知らないよと云って取り合わないのです。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
全くその辺が詩人の特色かと思います」「詩人かも知れないが随分妙な男ですね」と主人が云うと、迷亭が「馬鹿だよ」と単簡に送籍君を打ち留めた。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
「送籍は吾々仲間のうちでも取除けですが、私の詩もどうか心持ちその気で読んでいただきたいので。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
「うん、そうさ」「どんな婦人だい、若くて美人かね」「そうせき込み給うな。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
作例 · 標準
分家して新居を構えたので、役所へ行って実家からの送籍の手続きを済ませた。
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婚姻届の受理に伴い、旧住所から新住所への送籍処理が自動的に行われる。
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戸籍の電算化により、かつてのような紙ベースの送籍業務は大幅に簡略化された。
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