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痴情

ちじょう
名詞
1
標準
being struck mad by love
文例 · 用例
――しかし少なくとも彼らの痴情の美しさは水を渡るときの可憐さに如かなかった。
梶井基次郎 交尾 青空文庫
痴情の果から母とお光が軍曹に殺ろされる。
国木田独歩 酒中日記 青空文庫
同家には女中も何も居なかったらしく様子が全くわからないが痴情の果という噂もある。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
その上、気性は如何にも痴情で、婚家から出されたと頷けるほど浮々してゐた。
岡本かの子 老主の一時期 青空文庫
一面から云えば氏はあまり女性に哀惜を感ぜず、男女間の痴情をひどく面倒がることに於て、まったく珍らしい程の性格だと云えましょう。
――親の前で祈祷 岡本一平論 青空文庫
我は醒め、妻は未だ痴情の恋に狂ふ。
北原白秋 雀の卵 青空文庫
痴情の熱意には、痴情の結局を見るの意味あり。
北村透谷 熱意 青空文庫
この引力は人をして適ま偉大なる人物とならしめ、適ま醜悪なる行為をなさしめ、或は善、或は悪、或は聖愛、或は痴情、等の名を衣たる百般の光景を現出して、人生を変幻極まりなきドラマたらしむ。
北村透谷 熱意 青空文庫
作例 · 標準
彼の痴情が原因で、事件は泥沼化した。
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痴情のもつれが、殺人事件へと発展してしまった。
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彼女は痴情に駆られて、危険な道を選んでしまった。
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