古歌
こか異読 ふるうた
名詞
標準
old poem (esp. waka)
文例 · 用例
日本で一番名高いのは「越の白山」と古歌に詠まれた加賀(飛騨にも跨がる)白山(二六八七|米突)である。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
古歌に次のようなのがあったと私は覚えています。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
青丹よし寧楽の都は咲く花の にほふがごとくいま盛りなり奈良七重七堂伽藍八重ざくら 前の和歌は当時を詠んだ古歌であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
この、こか(古歌)のごとく、わしも、歯がいたくて、世にすむかひわ、なけれども、ねずみとらずの、ねこよりましか。
— 太宰治 『盲人独笑』 青空文庫
」「さようで、最も古歌でありますそうで、小野小町の、」「多分そうのようです。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
「なるほど、今|貴下がお話しになりました、その、御像のことについて、恋人|云々のお言葉を考えて見ますると、これは、みだらな心ではのうて、行き方こそ違いまするが、かすかに照らせ山の端の月、と申したように、観世音にあこがるる心を、古歌に擬らえたものであったかも分りませぬ。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
美女の背後に当る……其の山懐に、唯一本、古歌の風情の桜花、浅黄にも黒染にも白妙にも咲かないで、一重に颯と薄紅。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
これより二年目、寛永三年九月|六日主上二条の御城へ行幸遊ばされ妙解院殿へかの名香を御所望|有之すなわちこれを献ぜらるる、主上|叡感有りて「たぐひありと誰かはいはむ末※ふ秋より後のしら菊の花」と申す古歌の心にて、白菊と名附けさせ給由承り候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
作例 · 標準
万葉集に収められた古歌を、現代の言葉で解釈してみる。
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荒れ果てた寺の石碑に、誰が詠んだとも知れぬ古歌が刻まれていた。
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春の情景を愛でながら、ふと口をついて出たのは百人一首の古歌だった。
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