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睨みつける

にらみつける
動詞-一段動詞-他動詞
1
標準
to glare at
文例 · 用例
さあ、縛られるとも、牢へ入れられるとも、勝手にするが好い」 くやし涙の眼を瞋らせて、お登久は男の顔を睨みつけると、彼はその眼を避けるように顔をそむけたが、その方角にはまた半七の眼がひかっているので、彼はもういっそ消えてしまいたいように俯伏して、稜毛の逆立った古畳に顔を埋めてしまった。
帯取りの池 半七捕物帳 青空文庫
動物が巣にいる幼い子供を可愛がるように、家畜を可愛がっていたあの温しい眼は、今は、白く、何かを睨みつけるように見開れて動かなかった。
黒島伝治 パルチザン・ウォルコフ 青空文庫
しまいには泣出すと、外聞もあり、少焦で、医者は恐しい顔をして睨みつけると、あわれがって抱きあげる娘の胸に顔をかくして縋るさまに、年来随分と人を手にかけた医者も我を折って腕組をして、はッという溜息。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
ソレッと言うので、縁側で日なたぼっこをしている三毛猫を捕まえてダルマさんが睨みつける
夢野久作 キューピー 青空文庫
実際妹は鼻の所位まで水に沈みながら声を出そうとするのですから、その度ごとに水を呑むと見えて真蒼な苦しそうな顔をして私を睨みつけるように見えます。
有島武郎 溺れかけた兄妹 青空文庫
」「なんぜどす……」 と、君勇がきき返すと、鶴雄はふとためらったが、やがて睫毛の長い眼で、ちらと睨みつけるように君勇の横顔を見ると、「女に会いに行くんだ」 それにしては随分野暮ったい調子で、ずばりと言って、すたすた歩き出した。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
「あなたは……」 誰方ですの、と睨みつけると、弓子は、「あたし……?
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
豹吉はあっけに取られている男の耳へ口を近づけると、「掏るなら、相手を見て仕事しろ」「豹吉だなア」 男はきっと睨みつけると、覚えていろと、雑踏の中へ姿を消した。
織田作之助 夜光虫 青空文庫
作例 · 標準
彼は、不審な男をじっと睨みつけた
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遅れてきた生徒を、先生は鋭く睨みつけた
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私の失敗を、上司は何も言わずに睨みつけた
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