微細
びさい
形容動詞名詞頻度ランク #17370 · 青空 508 例
標準
minute
文例 · 用例
神よ、私は人の世の事象がいかに微細に織られるかを心理的にも知つてをります。
— 小林秀雄に 『我が祈り』 青空文庫
人が若し此の家を見て何等かの驚きをなしたとして、そこで此の家の出来具合を描写するとなら、その描写が如何に微細洩さずに行はれてをれ、それは読む人を退屈させるに違ひない。
— 小林秀雄に 『小詩論』 青空文庫
私どもの知識欲は、この荘厳にして視神経を刺戟する程度の強さが、容積の大から来るそれに匹敵する山岳に対して、もう少し、微細に深刻に入って見たい。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
それのみならず、日光の融解力を考えると、朝の日は東の方面に当るが、その光線の力が微細であるに反し、昼は北や南に、午後は主として西が強い光線を受ける、即ち東は融解の力を受けることが弱いから、雪が多量に留置されるのだ。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
その方法は、一種特別な種板の裏を水銀で蔽い、これで普通写真のように撮影した後現像すれば、種板を通って水銀に当る光線と、それから反射する光とが互いに干渉して種板の薄い膜の中に微細な縞が出来る、この縞の精粗は光の色によってちがう。
— 寺田寅彦 『天然色写真新法』 青空文庫
今電灯を点ずると、灼熱した炭素線から陰電気を帯びたいわゆる電子と称する微細なものが飛び出して金属筒に附着する。
— 寺田寅彦 『無線電信の近状』 青空文庫
これは雪の中に生きている微細な藻類のために色が着いているのだそうな。
— 寺田寅彦 『雪の話』 青空文庫
この時でも水蒸気が露のごとく水滴になるには何か塵のごとき微細ないわゆる凝縮核が必要であるし、ガラスの表面の性質によってつきかたにいろいろ異なった状態があったり、その他いろいろこの水に聯関した面白い問題があるのである。
— 寺田寅彦 『研究的態度の養成』 青空文庫
作例 · 標準
顕微鏡のレンズを通すと、肉眼では捉えきれない「微細」な結晶構造が万華鏡のように広がっていた。
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精密機械の工場では、微細なホコリ一つの混入も許されないため、防塵服の着用が義務付けられている。
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スマートフォンの画面をよく見ると、長年の使用でついた微細な傷が無数に走っていた。
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