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辺塞

へんさい
名詞
1
標準
frontier fort
文例 · 用例
這個髯斑に眼円にして面赤き辺塞の驍将に対して、爾き言を出さむには、当時流行の剣劇の朱鞘で不可、講談ものゝ鉄扇でも不可い。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
二 九月に北へ立った五千の漢軍は、十一月にはいって、疲れ傷ついて将を失った四百足らずの敗兵となって辺塞に辿りついた。
中島敦 李陵 青空文庫
或は長期にわたる籠城、辺塞の衛戍、皆此の範囲に属し、危険はあるにしても読書の余地が無い訳ではない。
市島春城 読書八境 青空文庫
下九台駅の附近には、清朝の初めに吉林の北境から奉天開原へかけて六百九十余支里の間に辺塞を構へ、其れに柳を植ゑた、謂ゆる「柳条辺」の柳の一部が今日も残つて名勝となつてゐる。
附 満蒙の歌 満蒙遊記 青空文庫
墨南湾一曲、街路繞山根、辺塞成兵備、砲台挟海門。
井上円了 南半球五万哩 青空文庫
又理論乃至哲学が仮に分科的であり、従って又教科書的である限り、空間は哲学に取っても亦辺塞的な一問題に過ぎないだろう。
戸坂潤 現代唯物論講話 青空文庫
ハルハ三角地帯事件などというものもあったが、これは何しろ辺塞の出来事なので、中央の大方針などと割合無関係に、出先きの者共がゴタゴタやるのかも知れない。
戸坂潤 現代日本の思想対立 青空文庫
作例 · 標準
皇帝の命を受けた将軍は、数万の兵を率いて北方の辺塞の防衛に向かった。
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かつて敵国の侵攻を食い止めた堅固な辺塞も、今ではただの石垣の残骸となっている。
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辺塞に配属された兵士たちは、厳しい寒さと孤独に耐えながら国境の警備に当たっていた。
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2
標準
remote area
作例 · 標準
彼は都の喧騒を離れ、人里離れた辺塞の地で静かに農業を営みながら余生を過ごした。
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その詩人は、流刑地である辺塞の厳しい自然を題材に数々の名作を詠み上げた。
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辺塞まで物資を運ぶ交易商人たちは、長期間にわたる過酷な旅路を覚悟しなければならなかった。
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