自然法
しぜんほう
名詞
標準
natural law
文例 · 用例
而も興味以外の目的がある限りに於て、芸術能力は減殺されることは自然法則である。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
それは自然法則と共に事実である。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
ゆえに社会的自個の行動は、毫も戒飭するところなく検束する趣なく、極めて随意に、心の動くままに振舞いたり、親鸞のいわゆる自然法爾なるものと、すこぶる相似たるの跡ありといえども、しかも子規子の態度は、釈迦如来の知らざるところ、親鸞上人の知らざるところなり、嗚呼あに偉ならずや、予はなお終に臨で一言せん。
— 正岡先生論 『絶対的人格』 青空文庫
仏教では「自然法爾」(自然そのままで持っている価値)といって天地間のあらゆる生物草木に至るまで、どれ一つとして仏性(尊い生命の種子)を備えておらぬものはない。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
スポーツマンの内でも水泳の選手が一番自然法を採用している。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
累々とした被服廠の死屍、まるであの惨憺たる写真のとおりだが、これはまさしく現実に活動し、匍匐し、生殖し、吼哮する海獣の、修羅場の、歓楽境の、本能次第の、無智の、また自然法爾の大群集である。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
想像だも及ばぬ生きた「被服廠の死屍」さながらの、累々たる黒褐の、頭の、図体の、鰭脚の、本能次第の、無智の、性慾そのものの、阿修羅の、また自然法爾の大群集、その大群集を見よ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
一時代前の人達と次の時代の人達との間には、必然な自然法則としてさういふ深い越ゆべからざる溝が掘られてある。
— 田山録弥 『自他の融合』 青空文庫
作例 · 標準
多くの哲学者は、万人が共有する普遍的な自然法が存在すると信じている。
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啓蒙思想家たちは、自然法に基づいて、人権の概念を主張した。
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自然法は、人間の理性によって理解できる道徳的原則であると定義されることが多い。
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