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薬店

やくてん
名詞
1
標準
pharmacy (esp. one without facilities to prepare its own medicines)
文例 · 用例
いま私が証明書を書いてあげますから、これを持って薬店へ行って亜砒酸を買って肥桶一つにこれ位ぐらい入れて稲にかけるんです。
郷土喜劇 植物医師 青空文庫
薬店に聞いても、お百姓に聞いても、薬草取りに聞いても、年寄りに聞いても、読書人に聞いても、大工に聞いても、みな一様に頭を振るだけであった。
太宰治 惜別 青空文庫
巌丈一方の鉄筋コンクリイトのアパアトも、一階に売薬店があり、地坪は狭いが、四階の上には見晴らしのいい露台もあって、二階と三階に四つか五つずつある畳敷きの部屋も、床の間や袋戸棚も中へくり取ってあり、美しい装飾が施されてあった。
徳田秋声 仮装人物 青空文庫
下谷二長町に薬店を開いていて、屋号を長崎屋といった。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
渋江保さんの話に、渋江氏の若党柴田清助の身元引請人利兵衛は、本町四丁目の薬店大坂屋の通番頭で、年給二十両であつた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
その翌る日から、私はもう浪華堂(薬店の方はさういふ名であつた)薬店の丁稚であつた。
加能作次郎 世の中へ 青空文庫
私が行く前には、薬店の方へ出て居たさうだが、帰つて来ると和服に着更へて、番頭風に前垂掛で、店の机に坐つた。
加能作次郎 世の中へ 青空文庫
借主は売薬店になつて居た方を果物店に改めて、矢張り一方に宿屋をやつて居たのだが、うまく行かなかつたのであつた。
加能作次郎 世の中へ 青空文庫