吸湿性
きゅうしつせい
名詞
標準
absorbency
文例 · 用例
紙本の味は、少しでも筆が渋滞すればすぐににじみ勝ちの吸湿性があるのですが、それをにじませないように手早く筆を走らせた軽妙な筆味にあるわけでしょう。
— 上村松園 『絹と紙の話と師弟の間柄の話』 青空文庫
また大気を暖めなくても、何か塩化カルシウムのような吸湿性の化学薬品を撒布して、大気中の水蒸気を吸収させ、空気を乾燥させてやっても、霧粒はやはり蒸発するはずである。
— 中谷宇吉郎 『霧を消す話』 青空文庫
これは著しい吸湿性をもっていて、空気がさほど過飽和の状態になっていなくても、水蒸気の凝縮が起る。
— 中谷宇吉郎 『雪』 青空文庫
この水蒸気で飽和した空気を漸次冷して行くと、その水蒸気の一部は、気温によって水滴になるかまたは氷の結晶となって分れ出るはずであるが、実際は空気中に前に述べたような吸湿性の細塵やイオンなどがないと、水蒸気は凝結の手がかりがないために温度が下っても凝結しないでいる。
— 中谷宇吉郎 『雪』 青空文庫
作例 · 標準
夏のパジャマは、やっぱり吸湿性のいい綿100%に限るね。汗をかいても肌に張り付かないから。
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このスポーツウェアは新素材で吸湿性が抜群だから、激しい運動の後でも体が冷えにくいんだ。
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シルクは吸湿性に優れている反面、洗濯の仕方を間違えると生地がすぐに傷んでしまうのが難点だ。
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ウールは実は吸湿性が高いから、冬だけでなく登山のインナーとしてもプロに重宝されている。
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ウィキペディア
吸湿性 とは、物質が水分を吸収、もしくは吸着する性質のことである。セルロース鎖を持つ砂糖などが、空気中の水分を吸収して溶ける性質(潮解)が身近な例である。
出典: 吸湿性 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0