海防
かいぼう
名詞
標準
coastal defense
文例 · 用例
毎度お話をする通り、嘉永六年の黒船渡来から、世の中はだんだんに騒がしくなって、幕府でも海防ということに注意する。
— 正雪の絵馬 『半七捕物帳』 青空文庫
仲平は海防策を献じた。
— 森鴎外 『安井夫人』 青空文庫
二 死を以て生を 五千の大砲、三万の機関銃、三千の投擲弾、二千の飛行機、五千の機関車、十五万の客貨車、五千の自動車を、連合軍に引渡し、潜水艦の全部、装甲巡洋艦六隻、海防艦十隻、小巡洋艦八隻、新式駆逐艦五十隻の破壊。
— 国枝史郎 『世界の裏』 青空文庫
五 フランスの船は、海防とか西貢とかの、仏領交趾支那の港に寄る。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
海防から乗った若い安南の学生に聞くと、もとの王族の一人で、今も陸軍大臣とか何とかの空職に坐っているのだそうだ。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
海防や西貢の町を歩いて見ても、安南人はみな乞食のような生活をして小さくなっている。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
勝手掛として幕府の財政を行ふこと十年、海岸防禦事務取扱、後の所謂海防掛として外交の衝に当ること九年にして、齢は三十五歳であつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
富岡は運よく五月に海防を発つてゐた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
海防(かいぼう) 海からの敵襲を防御すること。海防論、海防艦などの用例がある。「防衛」も参照。 ベトナムの都市ハイフォンの漢字表記。
出典: 海防 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0