海膨
かいぼう
名詞
標準
rise
文例 · 用例
眼を半眼に開き、舌を出してゐた、と、宿のものに聞いたが、富岡はかいぼうにまはされたおせいの死体は見る事なく終つた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
道修町のくすり屋にくまがとどいて、そのくすり屋の主人が、適塾の書生さんに、かいぼうをしてみせてもらいたいと、たのんできました。
— ペンは剣よりも強し 『福沢諭吉』 青空文庫
それはおもしろいというので、諭吉は医者しぼうではないからいきませんでしたが、塾から七、八|人がそろってでかけていって、かいぼうにとりかかり、これがしんぞうで、これが肺、これがかんぞうだ、とせつめいしてやると、「まことに、ありがとうございました。
— ペンは剣よりも強し 『福沢諭吉』 青空文庫
これは、適塾の書生にかいぼうしてもらえば、くすりにするくまのきもが、うまくとれるとかんがえてしくんだものですから、くまのきもさえとれれば、用事がすんだわけでした。
— ペンは剣よりも強し 『福沢諭吉』 青空文庫
ところで、この長屋は、そのときから八十八|年まえの明和八(一七七一)年に、前野良沢や杉田玄白たちが、オランダのかいぼう学(生物のからだをきりひらいて研究する学問)の本を、くしんしてやくした場所なのでした。
— ペンは剣よりも強し 『福沢諭吉』 青空文庫
話が横に外れたが有色人種はとも角、解剖家(一寸断って置くがこれは Anatom の訳語で「かいぼうか」とよむので決して「かいぼうや」と訓じてはならない。
— 森於菟 『屍体異変』 青空文庫
中には解剖で衣食すると云う意味でかいぼう屋とよぶ不都合な人間も無いではないが之は我我を侮辱する事の甚だしい者である)が何故嫌われるかというと、一つは汚いものをいじるという事で、他の一つはおばけにつかれていはしないかと云う危惧である。
— 森於菟 『屍体異変』 青空文庫
」「死んだら、かいぼうすれば、いいじゃないの。
— 室生犀星 『蜜のあわれ』 青空文庫
ウィキペディア
海膨(かいぼう、rise)とは、海底から緩やか、かつ、滑らかに高く盛り上がった、海底に見られる地形である。
出典: 海膨 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0