下山
げざん異読 げさん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #17079 · 青空 448 例
標準
descending a mountain
文例 · 用例
私は東北生れの癖に、寒さに弱く、ごほん、ごほん變な咳さへ出て來て、たうとう下山を決意した。
— 太宰治 『九月十月十一月』 青空文庫
」ともつともらしい顏で言ひ、「どれ、それではおれも刈つた柴を大急ぎで集めて、下山としようか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
ここから見ると、赤沢岳の鞍状の凹みの間から、常念岳が出たが、頂上は雲で見えなかった、昨夜の野営で一日分の食糧が減ったので、人夫の一人を解放して、下山させた。
— 小島烏水 『槍ヶ岳第三回登山』 青空文庫
下りて七合目に至る、霜髪の翁、剛力の肩をも借らず、杖つきて下山するに追ひつく、郷貫を質せば関西の人なりといふ、年歯を問へば、即ち対へて曰く、当年八十四歳になります!
— ――明治三十六年八月七日御殿場口にて観察―― 『霧の不二、月の不二』 青空文庫
二 裾野の水車 本年の富士登山二回の中、第一回は大宮口から頂上をかけて、途中で泊らず、須走口に下山、第二回は吉田口から五合目まで馬で行き、そこの室に一泊、御中道を北から南へと逆廻りして、御殿場に下りた。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
お中道めぐりの時は、ここから御殿場の三合目の小舎に出て下山したが、これより先、大宮口から茨木君と長男を連れて来たときは、この大宮口の五合目の室から六合七合と登った。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
生憎時計を見ると、かれこれ午後二時に近い、空気も稀薄になり始めて、絶頂まで、遅々たる足取りでは、今夜中にホテルまで、戻り得られるか否かも、覚束ないので、ここから下山することにした。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
しかし案内の剛力(名を勝又琴次郎という)が、今まで幾回も登山したが、頂上へ登らずに、下山したのは、ただの一度しかないと「山運の好い男」を誇っているのが、何だか便りのようにも思われて、私と弟とは、その男に先導されて、闇の中を、行けるところまで行くことにした。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
作例 · 標準
無事に登頂を果たした一行は、夕闇が迫る前に慎重に下山を始めた。
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下山途中に足を挫いてしまい、仲間に支えられながらなんとか麓まで辿り着いた。
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下山した後に飲む冷たい水は、どんな飲み物よりも美味しく感じられた。
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