畏敬の念
いけいのねん
表現名詞
標準
feelings of awe and veneration
文例 · 用例
私は人の富や名声に対しては嘗つて畏敬の念を抱いた事は無いが、どういうわけか武術の達人に対してだけは、非常に緊張するのである。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
) 私はそのさっきから何んとなくこの婦人に畏敬の念が生じて善か悪か、どの道命令されるように心得たから、いわるるままに草履を穿いた。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
その逞しさに畏敬の念すら抱いた。
— 織田作之助 『大阪の憂鬱』 青空文庫
) 私はその前刻から何となく此婦人に畏敬の念が生じて善か悪か、何の道命令されるやうに心得たから、いはるゝままに草履を穿いた。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
然れども造化も亦た宇宙の精神の一発表なり、神の形の象顕なり、その中に至大至粋の美を籠むることあるは疑ふべからざる事実なり、之に対して人間の心が自からに畏敬の念を発し、自からに精神的の経験を生ずるは、豈不当なることならんや、此塲合に於て、吾人と雖、聊か万有的趣味を持たざるにあらず。
— 北村透谷 『内部生命論』 青空文庫
家主はホームズに畏敬の念を抱いており、なす事がいかに常識に反していても、一言も口を挟もうとしなかった。
— THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 『瀕死の探偵』 青空文庫
そして自分の中に性が芽生えたということに、畏敬の念を抱いた。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
考へれば考へるほど愈小室の英雄ぶりに呑まれた氣味で、太都夫は只小室が如何な處置に出づるかを知らんとあせりても、更に思ひあたりがつかぬのに屈託して、これもいつしか畏敬の念を禁じ得ない。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4