区画整理
くかくせいり
名詞
標準
land readjustment
文例 · 用例
『旦那は山の手ぢやあ、区画整理にはお係り合ひ無しですね。
— 岡本綺堂 『赤い杭』 青空文庫
それにしても、これぢやああんまり体裁が悪いから、もう少し何とか店附を好くしようと云つてゐるんですが、例の区画整理がまだ本当に決まらないんでね。
— 岡本綺堂 『赤い杭』 青空文庫
御承知の通り、区画整理はどこでも大ごた付きで、なか/\容易に決着しません。
— 岡本綺堂 『赤い杭』 青空文庫
なにが不思議だと訊いてみると、店の横手の右と左とに打ち込んであつた区画整理の赤い杭を、誰かが引つこ抜いてしまつたと云ふんです。
— 岡本綺堂 『赤い杭』 青空文庫
焼け跡の区画整理は片付いて邦原君一家は旧宅地へ立ち戻って来たので、知人や出入りの者などについて心あたりを一々聞きただしてみたが、誰も届けた者はないという。
— 岡本綺堂 『兜』 青空文庫
区画整理が成就した暁には、町の形が又もや変ることであろう。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
ひまわりも震災直後はバラックの周囲に多く栽えられて一種の壮観を呈していたが、区画整理のおいおい進捗すると共に、その姿を東京市内から消してしまって、わずかに場末の破れた垣根のあたりに、二、三本ぐらいずつ栽え残されているに過ぎなくなった。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
そんな噂があって、区画整理した分譲地もそこここまばらに住む人が出来ただけで数年が経過していた。
— 宮本百合子 『犬三態』 青空文庫