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都市計画

としけいかく
名詞
1
標準
city planning
文例 · 用例
未来都市計画は、お人好しの立案者が予想しなかったあぶれ者の流入によって、足元をすくわれると相場は決まっている。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
二本の竪坑で地上と結ばれた明るい煉瓦巻の広場にはポンプや通風器の絶え間ない唸りに、技師のT型定規や監督の哄笑が絡まって黒い都市の心臓がのさばり、そこから走り出した太い一本の水平坑は謂わば都市計画の大通りだ。
大阪圭吉 坑鬼 青空文庫
この工事がちゃんと筋道の立ったもので、将来の都市計画に差支えない処だけやっているものであるかどうかということは、市民にちっとも知られていないらしい。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫
永田前市長の案か市会側の提案か知らぬが、事実から推して見ると、東京市の道路工事は、都市計画なんぞはどうでもいい、復旧も復興も構うことはない、工事だけドシドシ進行すればいいのだという風に見える。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫
醜業不許可と実際 今から十何年前、東京市に初めて都市計画に関する課が出来た当時の事、そこの、公園に関する図を引く腰弁に、松戸の園芸学校の卒業生が居た。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫
先年、英京|倫敦が大火事で焼き払われたあと、時の当局者は人類文化発展の将来を見越し、世界通商交通の前途に鑑み、将来の世界的都市として差支えないだけの市街にすべく、大英断を以て新たに都市計画を立て、今までの町割りに構わずにドシドシ理想的の図面を引きはじめた。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫
これに英国人一流の保守気質が共鳴して、とうとうその計画者の首を切り、富豪連の御機嫌にさわらない、昔の不便なままの形をした都市計画を遂行する役人を押し立てて、とうとう今のロンドンを作り上げた。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫
○○山の切り通しの上の、四十坪ばかりの土地を、天にも地にも、たった一つの財産として父祖幾代の昔から受けついできた、玄療院の屋敷も、無慈悲な都市計画の犠牲となって、市の中央へ通ずる放射線の道路新設のために、半ば以上切り取られることになった。
平林初之輔 二人の盲人 青空文庫