伐採
ばっさい
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #13695 · 青空 132 例
標準
felling timber
文例 · 用例
むかしはそれが密林だったので何事も少かったのですが、十余年|前に悉く伐採したため禿げた大野になってしまって、一夕立しても相当に渓川が怒るのでして、既に当寺の仏殿は最初の洪水の時、流下して来た巨材の衝突によって一角が壊れたため遂に破壊してしまったのです。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
これからまた少し離れた斜面にヤシャブシを伐採して急造した風流な緑葉ぶきの炊事小屋が建ててある。
— 寺田寅彦 『小浅間』 青空文庫
と歌つた小出の林は、その頃から既に伐採されて、楢や櫟の木が無慘に伐られ、白日の下に生生しい切株を見せて居たが、今では全く開拓されて、市外の遊園地に通ずる自動車の道路となつてる。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
だが監獄裏の林に入れば囀鳥高きにしば鳴けり と歌つた裏の林は、概ね皆伐採されて、囀鳥の聲を聞く由もなく、昔作つた詩の情趣を、再度イメーヂすることが出來なくなつた。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
むかしはそれが密林だつたので何事も少かつたのですが、十余年前に悉く伐採したため禿げた大野になつて仕舞つて、一夕立しても相当に渓川が怒るのでして、既に当寺の仏殿は最初の洪水の時、流下して来た巨材の衝突によつて一角が壊れたため遂に破壊して仕舞つたのです。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
日向の山奥で森林を伐採した事があって、附近の者は元より他国からも木客が集まって来たが、その木客だちは、昼は鬱蒼たる森林の中ではたらき、夜は麓に近い山小屋へ帰って来た。
— 田中貢太郎 『死んでいた狒狒』 青空文庫
豊原から此処までの二駅の間は、たも、ばっこ楊、落葉松の疎林に紅紫の楊蘭や薄黄の山独活、ななつば、蝦夷蘭の花がまだ野生のままに咲き乱れて、ただ処々に伐採跡の木の根っ株が顕れていた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
吾輩故障を容れしに、氏子総代、神主と一つ穴で※言揚々として、むかしよりかかる英断の神官を見ず、老樹を伐り倒さば跡地を桑畑とする利益おびただしとて、その時伐採り見て哭きし村民を嘲ること限りなし。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
作例 · 標準
無計画な伐採は、環境破壊や土砂崩れの原因となる。
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違法な伐採が行われている森林を保護する必要がある。
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森林保全のために、病気にかかった松の木を計画的に伐採することになった。
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ウィキペディア
伐採(ばっさい)は、森林の木竹を伐り倒すことであり、通常は丸太を生産する行為をいう。林業における伐採の種類には主伐(しゅばつ)、間伐 、除伐(じょばつ)、皆伐(かいばつ)、択伐(たくばつ)がある。
出典: 伐採 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0