一宗
いっしゅう
名詞
標準
sect
文例 · 用例
誰か一宗、立てないものかしら。
— 徳田秋聲 『芭蕉と歯朶』 青空文庫
彼は一宗の開祖となったが、自身は何ら新しい宗派を立てる意図も自覚も有しなかった。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
これによって彼はおのずから伝統のうちに新しいものを作り出し、みずから一宗の祖として新しい出発点となったのである。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
やれやれ小僧ども、あの道無殿の御供の人によく酒すすめよ、さてまた道無殿へ一宗の大事にてはべれども、かようの信心者に伝えねば、開山の御心にもそむく事にて候えばとて、念仏安心を即座に伝え申されぬ。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
稍や帝室に關するが如しと雖ども、其論者の一方は百千年來陳腐なる儒流皇學流の筆法を反覆開陳するのみにして、恰も一宗旨の私論に似たり。
— 福沢諭吉 『帝室論』 青空文庫
そしてまた、君もキリスト教徒と同じく、救済という『予定』を振りかざす、一宗教家にすぎない。
— 原口統三 『二十歳のエチュード』 青空文庫
そうして茅野雄に対しても、伯父甥として対しようとはしないで、一宗の祖師が一介の信者へ対するような態度で対した。
— 国枝史郎 『生死卍巴』 青空文庫
中原北に眺むれば冕旒塵に汚されて炎精あはれ色も無し、さらば漢家の一宗派わが君王をいたゞきて踏ませまつらむ九五の位、天の暦數こゝにつぐ時建安の二十六景星照りて錦江の流に泛ぶ花の影。
— 土井晩翠 『天地有情』 青空文庫
作例 · 標準
彼は若くして一宗を開き、多くの信者を集めた。
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その寺は、古くから続く一宗の本山として知られている。
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彼女は特定の宗派に属さず、一宗の教えにとらわれない信仰を貫いた。
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