横切る
よこぎる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞頻度ランク #26722 · 青空 1235 例
標準
to cross (e.g. road)
文例 · 用例
いくつとなく踏切番のいない鉄路を横切るのは不安である。
— 寺田寅彦 『異質触媒作用』 青空文庫
その避雷針の上を横切る鱗雲を凝視していたものであった。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
この池を独り占め、得意の体で、目も耳もない所為か、熟と視める人の顔の映った上を、ふい、と勝手に泳いで通る、通る、と引き返してまた横切る。
— 泉鏡花 『海の使者』 青空文庫
しかし、木屋町通りを横切ると、鶴雄の眉はふと曇った、サイコロは西へ行けと教えてくれたが、しかしそれ以上の行動の見当がまるでつかぬのだ。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
五 人通りが多い――というより、まるでどうしてこんなに人間がいるのかと、思われるくらい混雑している京極や、寺町通りを横切ると、もうそこは、打って変ったようにひっそりと静まりかえって、いかにも京都らしい家並みが続く蛸薬師通りである。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
ソオルは廊下を通り、豪奢に華麗に飾りつけた應接間を横切ると、やがてちよつとした部屋へはいつて行つた。
— ――スウェーデンの殺人鬼―― 『死の接吻』 青空文庫
」 巡査部長の案内で食堂を横切ると、住居の裏側へ進んで行つた。
— ――スウェーデンの殺人鬼―― 『死の接吻』 青空文庫
時時、遠くから交叉點を横切る電車の響が、鈍く、寂しく聞えてくるのです。
— 南部修太郎 『S中尉の話』 青空文庫