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年を重ねる

としをかさねる
表現動詞-一段
1
標準
to age
文例 · 用例
その思いは、年を重ねるに従って、だんだん強くなって行った。
佐左木俊郎 山茶花 青空文庫
年を重ねるにつれて、ルーシィの背は伸び、体つきもしっかりしてきた。
A STUDY IN SCARLET 緋のエチュード 青空文庫
年を重ねるに伴れて、単に若気の亢奮に駆られてゐるらしい空々しい血気が消え失せたならば、これも屡々他人から云はれた通り、阿呆な空殻になつてしまふであらうと、臆病な私は怖れてゐた。
牧野信一 素書 青空文庫
しかもテイクロトロンを以てボロンの原子崩壊を適度に続行させ、それを以て飛行機を推進させると、航続距離は殆ど無限であり、飛行機上で年を重ねることも可能である。
海野十三 諜報中継局 青空文庫
霜月や恋の積るになぞらへて衣重ぬる夜となりしかな 十一月になつては一枚一枚重ね著をする枚数が増えて行く、とんと年を重ねるにつれて恋の積るのに似てゐると、その頃五十二三でなほ若さの残つてゐた作者はさう感じたのである。
平野萬里 晶子鑑賞 青空文庫
宗吉も最初のうちは忠左衞門の恩に感じて居りましたが、日が經ち年を重ねるうちに、一生奉公の馬鹿々々しさが身に沁み、年頃になつてからは、この奴隷の境涯がつく/″\呪はしくなりました、そしてそれが身を焦すほどの憎惡にまで成長して行つたのです。
正月の香り 錢形平次捕物控 青空文庫
これは、すべての内的過程がそうであるとおり、いくつもの、年を重ねるさし潮、ひき潮があって、段々に海岸線がひろげられてゆき、少しずつ、美しい景観がひらけて来るというようなものです。
一九三九年(昭和十四年) 獄中への手紙 青空文庫
人の感情が年を重ねるにつれていろいろに傾く地理的な環境というようなものをも面白く感じました。
一九四〇年(昭和十五年) 獄中への手紙 青空文庫
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