年をとる
としをとる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to grow old
文例 · 用例
=3=老齡と棋力 今は隱退してゐる小菅|劍之|助老八|段が關根金次郎名人に向つて、年をとると落手があり勝ちになる。
— ―將棋いろいろ― 『下手の横好き』 青空文庫
おまきは若いときから猫が好きであったが、それが年をとるにつれていよいよ烈しくなって、この頃では親猫子猫あわせて十五六匹を飼っていた。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
これから考えるとわれわれの頭の中にある他人の顔は自分といっしょに、しかもちゃんときまった年齢の間隔を保存しつつだんだん年をとるのではあるまいか。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
年をとると気忙しゅうて、片時もこうしてはおられぬわいの、はやくその美しいお姿を拝もうと思うての。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
年をとるにしたがって、みょうが、とうがらし、しょうが、ふきのとうが好きになるように、茶の木が、茶の花が好きになる。
— 種田山頭火 『草木塔』 青空文庫
大きくなって、年をとるんだ!
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『モミの木』 青空文庫
こうおじいさんみたいに年をとると、ランプでも何でも昔のものに出合うのがとても嬉しいもんだ」 東一君はぽかんとしておじいさんの顔を見ていた。
— 新美南吉 『おじいさんのランプ』 青空文庫
そして年をとることは、あほらしいことである、と思ったのでありました。
— 新美南吉 『和太郎さんと牛』 青空文庫