雑役
ざつえき
名詞
標準
chore
文例 · 用例
北海の浪の吼ゆる日、お蘭は、四郎が今は北海道までさすらって興行の雑役に追い使われているということを聞いた。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
前に人に使われて働いていた時分は、生活の心配を離れて、専心に工夫に没頭したら、さぞ快いだろうという、その憧憬から日々の雑役も忍べていたのだがその通りに朝夕を送れることになってみると、単調で苦渋なものだった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
夕方の家事雑役をするということは、先刻の遊びに釣をするのでないという言葉に反映し合って、自分の心を動かさせた。
— 幸田露伴 『蘆声』 青空文庫
夫れから第三次の侠客は、諸大名の中に何か一つ事が起ると人夫が必要になる、二本指の人間は使つて居ても之を雑役には使へぬし、又た俸禄の関係から云つても、平時用の無い時に万一を慮つて沢山の雇人を使つて置くといふことが出来ぬ。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
前に人に使われて働いていた時分は、生活の心配を離れて、専心に工夫に没頭したら、さぞ快いだろうという、その憧憬から日々の雑役も忍べていたのだが、その通りに朝夕を送れることになってみると、単調で苦渋なものだった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
圧されて商売にならず、町医院に雇われたがれいの変な上着を脱ごうとしないのがけしからぬとすぐ暇をだされて、百貨店の雑役夫もしてみた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
そして、田所さんの世話で造船所の倉庫番をしたり、病院の雑役夫になったりして、そのわずかの給金の中から、禁酒貯金と秋山さん名義の貯金を続けましたが、秋山さんからは何の便りも来なかった。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
父は私の躯についている薬の匂いをいやがったので、私は間もなく病院の雑役夫をよして、ある貯蓄会社の外交員になりました。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
作例 · 標準
子供たちは、決められた雑役をこなすことで、お手伝いをする。
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毎日の雑役をきちんとこなすことが、家庭生活の基本だ。
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彼の担当は、主に雑役であり、専門的な仕事は任されていない。
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ウィキペディア
雑役(ぞうやく/ざつえき)は、平安時代中期以後に導入された租税体系のこと。
出典: 雑役 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0