習作
しゅうさく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
(a) study (e.g. in music, art, sculpture, etc.)
文例 · 用例
即ち自家の文体を実現し了せなかつたこの作家は、一生涯習作をしてゐたといへるし、絶えざる模索の状態は彼を鬱屈させてゐたのであつた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
この人の習作や沢山の未成の絵を並べて、そして一夜漬けの模造品を雑作もなく塗り上げる人達に見せるのもいいかと思う。
— 寺田寅彦 『二科会その他』 青空文庫
それは小さな板へかいた習作であったがなるほど濃厚な絵の具をベタベタときたならしいように盛り付けたものであった。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
ただこれは「時」の俳諧の代わりに「空間」の俳諧を試みて、そうしてあまり成効しなかった一つの習作とも見らるるものである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
それは人間性の習作と見て素晴らしい效果を收めてゐる。
— 有島武郎 『水野仙子氏の作品について』 青空文庫
)とはいへ、中には私として多少の疑案を感じてゐるところの、言はば未解決の習作が混じてゐないわけでもない。
— 萩原朔太郎 『蝶を夢む』 青空文庫
然し|首の習作のモデルとして見る場合には又別種の面白味がある。
— 木下杢太郎 『京阪聞見録』 青空文庫
文人は最早非常なる精力を捧ぐる著述に頼らなくても習作的原稿、断片的文章に由て生活し得るようになった。
— 内田魯庵 『二十五年間の文人の社会的地位の進歩』 青空文庫
作例 · 標準
若き日のピカソは、数多くの習作を描いて画力を磨いた。
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このピアノ曲は、指の練習のための習作として作曲されたものだ。
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彼のデビュー作は、まだ習作の域を出ていないという批評もあった。
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