巡遊
じゅんゆう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
tour
文例 · 用例
観湖楼の羽織袴は、特に私たちの為ではない、折から地方の顕官の巡遊があつた、その送迎の次手である。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
時計のすぐ下には東北御巡遊の節、岩倉具視が書いたという木の額が古ぼけたままかかっているのだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
その年帰郷し、以後五十余年間、三備地方を巡遊、箏曲の教授をなす。
— 太宰治 『盲人独笑』 青空文庫
横浜から小樽、国境|安別、真岡、本斗、豊原、大泊、敷香と巡遊して、最後にその旅行の主要目的地であった海豹島の壮観に驚き、更にオホーツク海を南下して北海道の稚内で一同と別れた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
偶々、岩倉大使と共に欧米を巡遊して、その燦然たる文明の諸施設に驚嘆し、殖産興業に依る富国強兵の大策を、土産として帰朝した大久保利通の眼には、征韓派の主張は、時代知らずの書生論としか映らなかつたのであらう。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
かくて虎の尸もしくはその一部を提え諸方を巡遊すれば衆集まり来りてこれを見贈遺多く数日にして富足るとある。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
私は、玩具の舟を沢山浮べて、自分だけは盥に乗つてガリバアの小人国巡遊になぞらへたりした。
— 牧野信一 『或る日の運動』 青空文庫
お湯|嫌ひ8・19(夕) 最近|希臘の各地方を巡遊して帰つて来た京都大学の浜田青陵氏は(幾ら古い物好きな浜田氏だつて、まさか希臘ばかしを見て来た訳では無からうが、希臘だけは幾度見て来たといつても差支ない)希臘ほど失望させられた土地はない、那地は唯想像でだけ楽しむでゐればいゝ国だと甚くこき下してゐる。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
定年退職後の自分へのご褒美として、豪華客船で世界中の港町を巡遊する旅に出た。
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かつての詩人はインスピレーションを求めて、風光明媚な各地の景勝地を巡遊したという。
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国王の巡遊に際して、沿道の家々は色とりどりの花や旗で飾られ、国中がお祝いムードに包まれた。
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