錦織
にしきおり
名詞
標準
brocade
文例 · 用例
兄の誠胤とよばれた子爵が幽閉され狂人とされていたのを、旧臣|錦織剛清が助けだした――の錦織剛清であった。
— 長谷川時雨 『明治美人伝』 青空文庫
お倉は新宿の遊女、今紫は大籬の花魁、男舞で名をあげ、吉原太夫の最後の嬌名をとどめたが、娼妓解放令と同時廃業し、その後、薬師|錦織某と同棲し、壮士芝居|勃興のころ女優となったりして、男舞いを売物に地方を廻っていたが、終りはあまり知れなかった。
— 長谷川時雨 『明治大正美女追憶』 青空文庫
比叡の嶺に薄雪すると粥くれぬ錦織るなる美くしき人 一寸難しい歌だが、こんな風にも解せられる。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
その頃朋友の中で最も親しかった者は、由井弁三郎、錦織左馬太郎、籾山駿三郎等で、いずれも漢籍を好んだ仲間である。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
前にもいった由井とか錦織とか籾山とかいう朋友と経書の研究を偕にする外に、度々郊外の散歩を試みた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
かように大人中間に入ったので明教館の漢学はいよいよ励まねばならず、また由井、錦織、籾山などの学事の交際や、郊外散歩なども相変らずしていた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
それは由井弁三郎氏錦織左馬太郎氏杉浦真一郎氏山川八弥氏の四人で、以前の知人の外更にこれらの人を得たので、それからは多くこの同郷人と諸方へ出掛けることになった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
尤も錦織左馬太郎は、先へ帰ったので、残っている由井弁三郎、山川八弥、杉浦慎一郎と共に私は三月朔日に東京を出発する事になった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
作例 · 標準
豪華な錦織の打掛を羽織った花嫁の姿は、神社の緑に映えて格別の美しさだった。
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錦織の技術は、気が遠くなるような数の糸を複雑に組み合わせて一枚の布を織り上げる。
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海外の賓客への贈り物として、日本の伝統美が凝縮された錦織のテーブルセンターを選んだ。
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