愚直
ぐちょく
名詞形容動詞頻度ランク #30842 · 青空 156 例
標準
simple honesty
文例 · 用例
一寸知つた程度の人が、五人ゐはしたが、その中の四人はIの尊敬者であり、一人は、朴直な粧ひをした通人で、愚直な私など相手にして呉れるべくもなかつた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
変った修業者、愚直に見える修業者、だが、どこか真面目なところもある。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
この愚直の強さは、かえって神と同列だ。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
その最初の喧嘩の際、汐田は卒倒せん許りに興奮して、しまいに、滴々と鼻血を流したのであるが、そのような愚直な挿話さえ、年若い私の胸を異様に轟かせたものだ。
— 太宰治 『列車』 青空文庫
その最初の喧嘩の際、汐田は卒倒せん許りに興奮して、しまひに、滴々と鼻血を流したのであるが、そのやうな愚直な※話さへ、年若い私の胸を異樣に轟かせたものだ。
— 太宰治 『列車』 青空文庫
命令通り出来上つた仕事も、その命令通りにした愚直なことが、そこに叱言の隙間もないことで父を怒らせた。
— 岡本かの子 『過去世』 青空文庫
自分に、若し、もう少し和歌の志が篤く、愚直の性分があつたら、あの流儀は自分がやりさうなことであつた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
席上東京朝日新聞記者村山某、小池は愚直なりしに汝は軽薄なりと叫び、予に暴行を加う。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
作例 · 標準
彼の愚直さは爽やかだったが、時にはそれが彼をトラブルに巻き込んだ。
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彼女は彼の愚直さと、気取りのないところを賞賛した。
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困難にもかかわらず、彼は愚直にその仕事に取り組んだ。
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