身分違い
みぶんちがい
名詞名詞-の形容詞
標準
difference in social standing
文例 · 用例
」 化粧の名残 二十四「とうとうお前、旗本の遊女が惚れた男の血筋を、一人紅梅屋敷へ引込んだ、同一理窟で、お若さんが、さ、さ、先刻取り上げられた剃刀でやっぱり、お前、とても身分違いで思が叶わぬとッて、そ、その男を殺すというのだい。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
勿論、それが対等の身分であっても、男が既に変心した以上どんな約束も反古にされるのは自然の成行きであるが、身分違いの恋とあっては、たといどれ程むごく情けなく突き放されても、捨てられた者に同情は少ない、捨てた者も怪しまれない。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
前にもいう通り、身分違いの上に相手が師匠ですから、大塚は決して角立ったことは云いません。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
さりとて余りに身分違いの家と縁組するわけにもいかないので、親たちから土地の庄屋にたのんで、人別帳をうまく取りつくろって、午年の娘を巳年の生まれと書き直して貰って置いた。
— 松茸 『半七捕物帳』 青空文庫
」というのが口癖で、魚売は自分よりよほど身分違い――さも低級でもあるように賤しめて罵る習慣があったのだ。
— 長谷川時雨 『チンコッきり』 青空文庫
しかもその身分違いをハッキリさせるために、平民が寄付けないようなドエライ扮装を凝らしやがる。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
身分違いの身で、土下座でもして謝るならまだしも、人がましゅうし目の前に立ち塞がって、それなる奴を、かばいだてしようなどとは、いよいよ以て許されぬ。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
その上、辛抱がならないのは、天下の公道で、二言めには、河原者の、身分違いのと、喚き立て、言い罵るのを聞くことだった。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
作例 · 標準
「私たちが結婚なんて、身分違いだわ」と彼女は悲しそうに言った。
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身分違いの恋を描いた悲劇は、いつの時代も人々の涙を誘う。
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貴族の青年が身分違いのメイドに恋をして、家を飛び出す物語。
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