本因坊
ほんいんぼう
名詞
標準
Hon'inbō
文例 · 用例
はじめ二目三目より、本因坊膏汗を流し、額に湯煙を立てながら、得たる祕法を試むるに、僅少十餘子を盤に布くや、忽ち敗けたり。
— 泉鏡太郎 『唐模樣』 青空文庫
本因坊あつて偃武の世に出づるに及び、蔚然一家を為し、太平三百年間、雋異の才、相継で起り、今則ち禹域を圧すといふ。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
江戸にかずかず名代はあるが、呉服後藤に碁は本因坊、五丁町には御所桜と手まりうたにもある呉服後藤だ。
— 首つり五人男 『右門捕物帖』 青空文庫
そりや、本因坊と私は四拾年近い交際だからな普通の友達つきあひにしたつて三十年、四十年となると仲々難しいのに、馬が合つたと言はうか、二人ツきりの水入らずで、よく旅行もしたし、睾丸も見せ合つた仲だからネ。
— 関根金次郎 『本因坊と私』 青空文庫
その頃本因坊は既に名人だつたが、私はまだ八段で、名人になれるかどうかも皆目判らない時分さ。
— 関根金次郎 『本因坊と私』 青空文庫
本因坊はどツちかと言ふとだんまりでむつつり屋、なかなか経済的にもしつかりしてゐたが、私は御承知の様に、ぱアツとしてる方だから、まして若い時分は興に乗れば着てゐる羽織でも着物でも脱いでみんなやつてしまふといふ性格だから、まア陰陽がうまく合つたんだネ。
— 関根金次郎 『本因坊と私』 青空文庫
だが、本因坊のえらい処は、何事にも熱心なところだ。
— 関根金次郎 『本因坊と私』 青空文庫
素人初段位の腕前があつたが、本職の碁を打つと同様に、よく考へて決して一手も苟しくもしないといふ態度なんだ、あの位の程度ならまア一時間もかゝればせいぜいなのに、本因坊のは考へ込むので二時間も三時間もかゝつた。
— 関根金次郎 『本因坊と私』 青空文庫
作例 · 標準
囲碁の本因坊戦は、歴史あるタイトル戦として知られている。
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歴代の本因坊の中には、伝説的な棋士が多くいる。
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彼は将来、本因坊のタイトルを獲得することを夢見ている。
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ウィキペディア
本因坊(ほんいんぼう)江戸時代、安井家・井上家・林家と並ぶ囲碁の家元四家のうちの一つ。 昭和になって創設された、囲碁の棋戦の一つである本因坊戦に優勝した棋士に贈られるタイトル。
出典: 本因坊 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0