淫祠邪教
いんしじゃきょう
名詞
標準
evil heresies
文例 · 用例
まかり間違うと、鼻持ちならぬキザな虚栄の詠歎に似るおそれもあり、または、呆れるばかりに図々しい面の皮千枚張りの詭弁、または、淫祠邪教のお筆先、または、ほら吹き山師の救国政治談にさえ堕する危険無しとしない。
— 太宰治 『父』 青空文庫
インテリ層に於ける「宗教復興」、より知識水準の低い階層に於ける淫祠邪教の流行等はそのわが国に於ける最近のその実例である。
— 戸坂潤 『〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)』 青空文庫
しかし、その布教の本体はと云えば、いつもながら、淫祠邪教にはつきものの催眠宗教であって、わけても、当局の指弾をうけた点というのが、一つあった。
— 小栗虫太郎 『白蟻』 青空文庫
恋がたりでもしているらしい、淫祠邪教徒の本性をあらわし、淫らのことをしているらしい。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
淫祠邪教の存在地なるものは、表面人助けが行なわれるが、裡面においては惨忍極まる、悪徳が横行するものである。
— 国枝史郎 『生死卍巴』 青空文庫
いわゆる淫祠邪教がなんの牽束もなく江戸中にはびこって、稲荷様を始め、あやし気な祠や地蔵様が、あらゆる路地の奥や町角に鎮座していたころのことです。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫
なるほどこれによって淫祠邪教というような、宗教の信用を失墜させそうなものは征伐出来るだろうから、宗教は健全になるだろう。
— 戸坂潤 『思想と風俗』 青空文庫
だがそういうなら、一体何が淫祠邪教であり、どういう宗教がそうでないか、どこに区別の標準があるのだろうかという疑問が、その代りに起きて来るまでだ。
— 戸坂潤 『思想と風俗』 青空文庫
作例 · 標準
歴史書には、当時の支配的な宗教に対する淫祠邪教と見なされた運動が記録されている。
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警察は、若者を誘い込む悪質なカルト集団が淫祠邪教に該当するとして捜査を開始した。
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彼は、伝統的な価値観から逸脱した思想を「淫祠邪教」と断罪した。
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