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茶菓

さか異読 ちゃか
名詞
1
標準
tea and cakes
文例 · 用例
大阪から例の瀬戸内通いの汽船に乗って春海波平らかな内海を航するのであるが、ほとんど一昔も前の事であるから、僕もその時の乗合の客がどんな人であったやら、船長がどんな男であったやら、茶菓を運ぶボーイの顔がどんなであったやら、そんなことは少しも憶えていない。
国木田独歩 忘れえぬ人々 青空文庫
由子はどうもこの老翁とあまり深く論ずるパッションは持ち合せないらしいので直ちに頭の宜い女学者的淑女の本来に帰って至極のどけき茶菓のもてなしにうつります。
岡本かの子 智慧に埋れて 青空文庫
おまけに横須賀の探偵とかいう人は、茶菓子を無銭でせしめて去んだ。
泉鏡花 活人形 青空文庫
昔の恋人の娘をむす子の許嫁にした御都合主義も、客に茶菓ばかりむやみにすすめにかかる夫人の無智と同列なのではなかろうか、といよいよかの女は興覚めてくると、其処へ規矩男が、ふざけた子供のようなとぼけた顔をして入って来た。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
描きさしの画の傍に逸作は胡坐をかき、茶菓子の椿餅の椿の葉を剥がして黄昏の薄光に頻りに色を検めて見ていた。
岡本かの子 雛妓 青空文庫
二 ここへ、台所と居間の隔てを開け、茶菓子を運んで、二階から下りたお源という、小柄の可い島田の女中が、逆上せたような顔色で、「奥様、魚屋が参りました。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
時に、お茶菓子にも言分があるね、もうちっとどうか腹に溜りそうなものはないかい。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
誠や温泉の美くしさ、肌、骨までも透通り、そよそよと風が身に染みる、小宮山は広袖を借りて手足を伸ばし、打縦いでお茶菓子の越の雪、否、広袖だの、秋風だの、越の雪だのと、お愛想までが薄ら寒い谷川の音ももの寂しい。
泉鏡花 湯女の魂 青空文庫
作例 · 標準
お客様がいらっしゃったので、茶菓を用意しておもてなしをした。
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午後の休憩時間には、温かいお茶と茶菓で一息つく。
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和室でお茶を点て、季節の茶菓とともに静かな時間を過ごした。
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