太公望
たいこうぼう
名詞
標準
(avid) angler
文例 · 用例
(太公望)は諷する如くで、殺生道具に阿彌陀は奇なり。
— 泉鏡太郎 『木菟俗見』 青空文庫
寂寥の川邊 支那の太公望の故事による。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
ただ太公望や管子は「物」や「力」を優先し、周公や孔子は「礼」や「楽」を優先されたのだが、物事上に注意されたことは同じである。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
お前はなんというお人でござります」 ここは唐土で、自分は周の武王の軍師で太公望という者であると彼は名乗った。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
太公望然として百本杭に鯉を釣つて居るのも面白いが小い子が破れた笊を持つて蜆を掘つて居るのも面白い。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
之は孔子の文廟に對して、周の太公望といふ軍師を本尊として、軍の神と崇めたもので、歴代の名將をもここに從祀してある。
— 桑原隲蔵 『支那人の文弱と保守』 青空文庫
そしてよく現実がお留守になつて、太公望的期待の心境に陥るか、又はロビンソー・クルーソー式の感情に偏することがある。
— 君は何を考へるか 『釣れない時』 青空文庫
もちろん釣りをするといふ観念は、東洋哲学的であるが、その心理状態は全く科学的に働かなければ、単なる太公望の形式を真似るに過ぎぬ。
— 佐藤惣之助 『日本の釣技』 青空文庫
作例 · 標準
週末になると、彼はいつも釣り竿を手に、太公望さながらに川辺に座っていた。
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昔から、太公望たちは静かに魚がかかるのを待つ時間を楽しんできた。
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釣り雑誌の表紙には、満面の笑みを浮かべた太公望が、大漁旗とともに写っていた。
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