歩調
ほちょう
名詞頻度ランク #22829 · 青空 770 例
標準
pace
文例 · 用例
馬場にはこのまちが始めてのようであったが、べつだん驚きもせずゆったりした歩調で私と少しはなれて歩きながら、両側の小窓小窓の女の顔をひとつひとつ熟察していた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
」と浦島は、にはかにおつかなびつくりの歩調になつて、「惡い趣味だ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
悲しい事には吾々太陽の陪臣微々たる人間の目には堂々たる太陽の歩武がどちらに向いているという事がはっきり分らぬが、ただ周囲に動いている諸星の中でリーラ派のは速く動くように見え、カメロパルダリス派のは割合に吾等と歩調の差が少なく見えるから、先ず吾等は後の派に属するものと考えねばならぬ。
— 寺田寅彦 『宇宙の二大星流』 青空文庫
美代と二人でよこせばよかったと思いながら、無言で歩調を早める。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
一たい、おまえは私に似て情熱家肌の純情屋さんなのに、よくも、そこを矯め堪えて、現実に生きる歩調に性情を鍛え直そうとした。
— 岡本かの子 『巴里のむす子へ』 青空文庫
にはかに汽車のあへぐやうな歩調がなくなり、速さは加はり、まっしぐらに傾斜を下って行くらしいのでした。
— 宮澤賢治 『氷と後光』 青空文庫
今までじっと立っていた馬は、この時|一緒に頸をあげ、いかにもきれいに歩調を踏んで、厩の方へ歩き出し、空のそりはひとりでに馬について雪を滑って行きました。
— 宮沢賢治 『耕耘部の時計』 青空文庫
私もさつぱりとした氣持ちになつて、岡本君とも愉快な微笑を交換しながら、輕い歩調で戸外へ出た。
— 萩原朔太郎 『中央亭騷動事件(實録)』 青空文庫
作例 · 標準
部隊は、一糸乱れぬ歩調で整然と行進した。
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早朝のランニングでは、自分の歩調に合わせてペースを保つ。
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「おい、もう少し僕の歩調に合わせてくれよ!」と友人は笑った。
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ウィキペディア曖昧さ回避
歩調(ほちょう) 軍隊などの訓練におけるものはミリタリーケイデンスを参照。 馬術におけるものは歩法 (馬術)を参照。
出典: 歩調 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0