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霧消

むしょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
vanishing like mist
文例 · 用例
よろしい、それでは一つ、しんじつ未曾有、雲散霧消の結末つくって、おまえのくさった腹綿を煮えくりかえさせてあげるから。
――(生れて、すみません。) 二十世紀旗手 青空文庫
がりがり後頭部を掻きながら、なんたることだ、日頃の重苦しさを、一挙に雲散霧消させたくて、何か悪事を、死ぬほど強烈なロマンチシズムを、と喘えぎつつ、あこがれ求めて旅に出た。
太宰治 八十八夜 青空文庫
家へ帰りつくまでには、背後の犬もどこかへ雲散霧消しているのが、これまでの、しきたりであったのだが、その日に限って、ひどく執拗で馴れ馴れしいのが一匹いた。
―伊馬鵜平君に与える― 畜犬談 青空文庫
部屋の壁や、小さい火鉢は思い出す事が出来るけれども、その部屋の主人公の顔の印象は、すっと霧消して、どうしても、何としても思い出せない。
太宰治 人間失格 青空文庫
私の汚い骨も、こんな小綺麗な墓地の片隅に埋められたら、死後の救いがあるかも知れないと、ひそかに甘い空想をした日も無いではなかったが、今はもう、気持が畏縮してしまって、そんな空想など雲散霧消した。
太宰治 花吹雪 青空文庫
エゴイズムは、雲散霧消している。
太宰治 一日の労苦 青空文庫
だが、何と驚いた雲散霧消だろう。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
祇園精舎ついでに「平家物語」をさらにひもとけば、平清盛はしゃれこうべの千万の大目玉と睨み合い、眼力でこれを雲散霧消させてしまったという。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
作例 · 標準
数日間の熱狂は、あっけなく霧消してしまった。
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あれほど心配していた不安が、彼の笑顔を見た途端に霧消した。
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彼の夢は、現実に直面して次第に霧消していった。
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