静々
しずしず
副詞-と副詞
標準
quietly
文例 · 用例
お蔭様で助かりましたわ」 媚めかしい声でそういいながら眉香子未亡人が静々と込って来た。
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫
チャントお待ちしておりますわ、ホホホホホ……では左様なら……ホホホホホホ……」 誇らかに笑いながら彼女は、見返りもせずに静々と廊下に出て行った。
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫
お孝は法衣の葛木に手を曳かれて、静々と火事場を通った。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
葉尖にすくすくと針を持って、滑かに開いていたのが、今蟻を取って上へ落すと、あたかも意識したように、静々と針を集めて、見る見る内に蟻を擒にしたのである。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
瑠璃のごとき眼も動くようなりしが、怪しいかな影法師のごとき美人静々と室の中に歩み出でたり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
」 兵法に曰く柔よく剛を制すと、深川夫人が物馴れたる扱に、妖艶なる妖精は火焔を収め、静々と導かれて、階下なる談話室兼事務所に行けり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
客室に通りて待たるれば、侍女に襖を開かせ、貞子の方静々と立出らる。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
しかし大抵なら御待ち申しますから……」 言葉を残して綾子は静々、「御帰ッ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
作例 · 標準
その優雅な淑女は、ボールルームを静々(しずしず)と横切りました。
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雪が静々(しずしず)と降り、町を白く覆いました。
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彼は静々(しずしず)と日の出を眺め、物思いにふけっていました。
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