扁桃腺
へんとうせん
名詞
標準
tonsil
文例 · 用例
少なくも、むやみに扁桃腺を抜きたがる医者は今でもいくらもいるであろう。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
お父さまとお母さまの煙突からは、あんなに沢山煙が出ているのに……) 彼女は七つの秋、扁桃腺炎を患って二階の窓の傍に寝かされた時、はじめてその不思議を発見した。
— 渡辺温 『赤い煙突』 青空文庫
「扁桃腺でそんなに酷くなるなんて可笑しいね。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
銀子も暮から春へかけて、感冒にかかり扁桃腺を脹らして寝たり起きたりしていたが、親爺の親切な介抱にも彼女の憎悪は募り、ある晩わざと家をぬけ出して、ふらふらと栗栖の家の前まで来た。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
煤がふります、桃いろの扁桃腺に、肺の腑に。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
扁桃腺が腫れ熱がかなり高かつた。
— 島木健作 『第一義の道』 青空文庫
凡て女の声帯は細いのに呂昇のは男と同じ程度に大きく、咽喉もよく発達してゐるが、扁桃腺が非常に肥つて、どんなに贔屓目に見ても健全な咽喉とは言ひ兼ねたさうだ。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
余つ程扁桃腺を切らうかとも思つたが、その拍子に浄瑠璃を傷つけてもと思つて見合せたさうだ。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
幼い頃、頻繁に高熱を出していたため、小学校に上がる前に手術で両側の扁桃腺をすっかり取ってしまった。
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鏡の前で口を大きく開けて「あー」と言ってみると、喉の奥の両脇にある丸みを帯びた扁桃腺がはっきりと見えた。
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扁桃腺は、口から入ってくる細菌やウイルスなどの外敵から体を守る免疫の働きをしている重要な器官らしい。
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標準
tonsillitis
作例 · 標準
徹夜明けの無理がたたったのか、「また扁桃腺が腫れちゃって…」と、同僚がマスク越しに掠れた声で電話してきた。
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季節の変わり目になると決まって扁桃腺をやられてしまい、高熱と関節の痛みで数日は寝込む羽目になる。
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喉に違和感を覚えたので、扁桃腺からくる熱が出る前に、早めにかかりつけの病院に行って薬をもらってきた。
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