囲い女
かこいおんな異読 かこいめ
名詞
標準
mistress
文例 · 用例
だって、おまえの金の使い方といえば、とんとカナリヤとおんなじで、一週間に二粒ずつもありゃたくさんだろうよ――ふむ……ときに、なんだな、あるお寺のことなんだが、そこにはちょっとした控え屋敷のようなものがあって、その中には、誰でも知っておることだが、『お囲い女房ばかりが住んでおる』のさ。
— 上 『カラマゾフの兄弟』 青空文庫
お囲い女房なんか一人もいないで、坊主ばかりが二百匹ほどもいるのさ。
— 上 『カラマゾフの兄弟』 青空文庫
たえず旦那という者の眼を怖れる囲い女には、ありがちな行いです」「ご炯眼のほど驚き入りました。
— 吉川英治 『牢獄の花嫁』 青空文庫
一刻たりとも猶予はならぬ」「ウム、いくらでも急いでやるが、汝、主家の仇呼ばわりをする男の囲い女と醜い不義をしておりながら、侍らしい潔癖を装うのは止めにしろ!
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
けれど形の上では、もう誰が目にも、お米は啓之助の囲い女、宅助はその番人という態になっているのを否めない。
— 木曾の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
もっとも、親船を下りる前から、お米にはあらかじめ強い世間意識があったとみえて、土地の者に、こんな姿を見られるのはイヤだといって、囲い女好みに、阿波で啓之助がこしらえてくれた衣類をスッカリ派手なものに着かえ、髪も娘らしい形に、自分で結びなおしてしまった。
— 船路の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
貴様もまたばか正直に、啓之助を嫌って逃げた囲い女を、なんでそう一心に捕まえたがっているのじゃ。
— 船路の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
どうしましょう、天堂様」「啓之助の囲い女などを、拙者たちが知ったことか」「おっしゃるとおりでございます、他人の楽しむお妾なんぞは、なるだけ逃げてしまったほうが気味がようございますからね。
— 船路の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
作例 · 標準
彼は妻とは別に囲い女を屋敷に住まわせていると噂されている。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼女はただの囲い女ではなく、彼の事業にも影響力を持っていた。
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昔の富豪には、お気に入りの芸者を囲い女として持つ者もいた。
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