幻辞.com

蝋燭

ろうそく異読 ローソク・ロウソク
名詞頻度ランク #32712 · 青空 3013
1
標準
candle
文例 · 用例
時たま特別の来客を饗応でもするときに、西洋|蝋燭がばね仕掛で管の中からせり上がって来る当時ではハイカラな燭台を使うこともあったが、しかし就寝時の有明けにはずっと後までも行燈を使っていた。
寺田寅彦 追憶の冬夜 青空文庫
広間の四方の障子はスツカリ取り払はれ、大洋を拭ふて来る海風は無数の蝋燭の焔をユラユラさせながら気持ちよく皆の肌に入つて行くのであつた。
太宰治 地図 青空文庫
濁酒の面には蝋燭の焔がチラホラとうつつて居た。
太宰治 地図 青空文庫
翌くる日は穂高岳に上るつもりで、朝|夙く起きた、宿の女が「飯が出来やしたから、囲炉裏の傍でやって下せえ、いけましねえか」と、畏る畏る閾越しに伺いに来る、いいとも、と返辞して大囲炉裏の前に、蝋燭を立て、猟士や宿の人たちと、車座になって飯を済ます、準備も整って出かけると、雨になった。
小島烏水 梓川の上流 青空文庫
足許を瞰下すと、火口壁の周辺からは、蝋燭の融けてまた凝ったような氷柱が、組紐の如く、何本となく、尖端を鋭くして、舌のように垂れている、火口底は割合に、雪が多くない。
小島烏水 雪中富士登山記 青空文庫
夕食後E君と白山へ行って蝋燭を買って来る。
寺田寅彦 震災日記より 青空文庫
蝋燭にホヤをはめた燭台や手燭もあったが、これは明るさが不充分なばかりでなく、何となく一時の間に合せの燈火だというような気がする。
寺田寅彦 石油ランプ 青空文庫
それにランプの焔はどこかしっかりした底力をもっているのに反して、蝋燭の焔は云わば根のない浮草のように果敢ない弱い感じがある。
寺田寅彦 石油ランプ 青空文庫
作例 · 標準
停電で部屋が真っ暗になってしまったので、戸棚の奥から非常用の蝋燭を探し出して火を灯した。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
教会の祭壇には何十本もの太い蝋燭が灯されており、祈りを捧げる人々の顔を温かく照らしていた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
彼女は毎晩、お気に入りのアロマの香りがする蝋燭を焚きながら、静かに読書を楽しんでから眠りにつく。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview