蝋燭の芯
ろうそくのしん異読 ローソクのしん
名詞多音語
標準
wick of a candle
文例 · 用例
いたし方なく五十吉は寄席で蝋燭の芯切りをし、椙はお茶子に雇われたが、足手まといはお光だ。
— 織田作之助 『螢』 青空文庫
したがって、高坐に出ている芸人は途中で蝋燭の芯を切らなければならない。
— 岡本綺堂 『寄席と芝居と』 青空文庫
落語家などが自分の話をつづけながら蝋燭の芯を切るのは頗るむずかしく、それが満足に出来るようになれば一人前の芸人であると云われていた。
— 岡本綺堂 『寄席と芝居と』 青空文庫
それは鉄芯の温度なんだよ、元来蝋燭の芯は穴の左右いずれかに偏在しているものなのだから、ああ云う太い鉄芯で際まで燃えてくると、それから先は鉄芯に隔てられて、炎が十分反対側に届かなくなる。
— 小栗虫太郎 『聖アレキセイ寺院の惨劇』 青空文庫
「そういうわけで奥方様、私は、基督様の御名など、口には出せぬ罪人なのでございます、横蔵様のときも、慈悲太郎様のときも――アレウート号に起こった、悪疫の因がそもそもではございますが――実は私、蝋燭の芯の中に砒石を混ぜておいたのです。
— 小栗虫太郎 『紅毛傾城』 青空文庫
いつもおとなしい睡そうな殊勝顔の従僕アレクセイが、しょっちゅう蝋燭の芯を直しにテーブルに寄って来て、何やら不思議そうに私を見つめた。
— ЖЕНА 『妻』 青空文庫
」 で、私は蝋燭の芯を剪つて、また『マアミオン』を讀みはじめた。
— ブロンテイ 『ジエィン・エア』 青空文庫
六つの響きを聞いた時、指先で蝋燭の芯をつまんだ。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
作例 · 標準
火を消した直後の蝋燭の芯から立ち上る、細い一筋の白い煙と独特の焦げた匂いが私は昔から好きだ。
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アロマキャンドルの炎が小さくなってきたので、一旦火を消して、長くなりすぎた蝋燭の芯をハサミで少し切った。
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安物のキャンドルを買ったら蝋燭の芯が極端に短く、火をつけてもすぐに蝋に埋もれて消えてしまい使い物にならなかった。
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